ロードバイクのギアの使い方を覚える
ロードバイクはママチャリとは違う
ロードバイクと普通の自転車とでは何が違うか?
フォルム?サドル?軽さ?
色々と違いはあるけれども、一番の違いはコンポーネント。ギアでしょう。
普通の自転車では変速が付いていても3速〜5速ぐらいですが、
ロードバイクは前後のギアで20速以上の変速が可能になっています。
この高性能な変速機のおかげで、坂道も楽に登れたり、
平地では車と併走できるようなスピードが出せたりするわけですね。
さて、この高性能なギアですが、使い方がちょっと特殊です。
ママチャリなら左手にあるノブを前後に回すだけでギアが重くなったり軽くなったりします。
しかし、ロードバイクのギアチェンジは左右2つづつ、4本のシフトレバーを使います。
これが素人にはとても扱いづらい!
銀座から乗り出しでロードバイクを買ったものの、
シフトチェンジが上手くできず、帰りの道はシフトアップしようとしたらダウンしたり、
発進時にギアが重過ぎたりと、悪戦苦闘しました。
なので、適切なギアの使い方を覚える事は
ロードバイクに乗る上では非常に重要になってきます。
ロードバイクのシフトチェンジ方法
まずは基本的なシフトチェンジについてです。
ロードバイクは前変速機(フロントディレイラー)と後変速機(リアディレイラー)、
前後2つのギアがあり、上手に変速しながら最適な重さに調整します。
「左手はフロントディレーラー、右手はリアディレーラー、この法則は世界標準や!!」
by 鳴子章吉(弱虫ペダル)
そう、左右のレバーでフロントのギアか、リアのギアを操作するのかが変わるんですね。
ディレイラーのメーカーによってシフトチェンジの方法が若干変わったりするようですが、
基本的に左手で前のギア、右手で後ろのギアを操作するのは変わらないようです。
ここでは、日本で最も一般的なシマノのシフトチェンジ方法について解説します。
■フロントディレイラーのシフトチェンジ
まず、フロントディレイラーのシフトチェンジ方法です。
こちらは、ほとんどのロードバイクで2枚となっています。
これはフロントのギアは2段階の重さがあるという事です。
フロントディレイラーの変速には左手のシフトを使います。
シフトアップする場合は、ブレーキレバーを内側に押し込みます。
シフトダウンする場合は、小さいレバーを内側に押し込みます。
フロントディレイラーは2段階しか変速がありませんが、
その分、ギアの重さの変化が大きいです。
急な下り坂や上り坂、急な減速など速度が大きく変わる場合に使います。
■リアディレイラーのシフトチェンジ
リアディレイラーは車種によって様々ですが、
9~11枚ぐらいの枚数が主流です。
フロントディレイラーに比べて細かく重さが変えられるので、
走行中は主にリアディレイラーのシフトチェンジで適切な重さにする事が多いでしょう。
リアディレイラーは右側のシフトを使います。
シフトアップする場合は、小さいレバーを内側に押し込みます。
シフトダウンする場合は、ブレーキレバーを内側に押し込みます。
このとき、ブレーキレバーを奥のほうにグッと押し込むと一気に3速のシフトダウンが可能です。
1速ダウンよりも押し込むともう一回カチッと音が鳴って、2速のシフトダウン。
さらに押し込むともう一回カチッと音が鳴って3速のシフトダウンになります。
・・・お気づきになられましたでしょうか?
フロントとリアでは、シフトアップ、シフトダウン時に使うレバーが逆なんです。
わかりづらいわ!なんでやねん!
でも、こうなっているので覚えなければいけませんね。
このように、フロントとリアのギアを上手に使い分けて、
適切なギアで足の負担を軽減しつつ速度を出していくのがロードバイクの醍醐味です。
初心者で平坦しか走らないうちはリアのみでも良いような気がします。
最初はなれないかもしれませんが、上達のためにはシフトチェンジのスキルは必須!
たくさん走って、慣れていくしかないですね。
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